2011年 12月 14日
フラ・アンジェリコ 受胎告知(マリアへのお告げ) サン・マルコ修道院 ベトレへムの街のはずれの馬小屋で、救い主イエスは生まれました。人々は降誕祭を喜びお祝いをしますが、考えてみればベツレヘムの馬小屋は、汚い悪臭を放っている寒い場所で、とても神の子イエスの出産を喜べるような場所ではありませんでした。メシア・イエスは、そのようなところで生まれたのです。 ルカによる福音書は、ヨセフは許嫁マリアを伴って戸籍を登録するためにベツレヘムにきていた。マリアは月が満ちて、初めての子を生み、布にくるんで飼い葉桶の中に寝かせた。宿屋には彼らの泊まる場所がなかったからである、と書いています。さらに、イエス降誕の情景を次のように記しています。 [メシア・イエスの降誕と羊飼いたちの訪問] その地方で羊飼いたちが野宿しながら、夜通し羊の群れの番をしていた。すると、主の天使たちが近づき、主の栄光が周りを照らしたので、彼らは非常に恐れた。 天使は言った。「おそれるな。わたしは、民全体に与えられる大きな喜びを伝える。今日ダビデの町であなたがたのために救い主がお生まれになった。このかたこそ主メシア(キリスト)である」」 すると突然、この天使に天の大軍が加わり、神を賛美して言った。(ルカ 2,8-13) 「いと高きところには栄光,神にあれ、地には平和、御心に適う人にあれ。」と神を賛美した。(ルカ 2,14) 天使たちが離れて天に去ったとき、羊飼いたちは、「さあ、ベツレヘムへ行こう。主が知らせてくださったその出来事を見ようではないか」と話し合った。そして急いで行って、マリアとヨセフ、また飼い葉桶に寝かせてある乳飲み子を探し当てた。その光景を見て、羊飼いたちは、この幼な子について天使が話してくれたことを人々に知らせた。聞いた者は皆、羊飼いたちの話を不思議に思った。 しかし、マリアはこれらの出来事をすべて心に納めて、思い巡らしていた。 羊飼いたちは,見聞きしたことがすべて天使の話したとおりでだったので、神をあがめ、賛美しながら帰って行った。 (ルカ 2,15-20) エル・グレコ メシア・イエスの降誕 メシア・イエス降誕の光景は、ヘンデルの《メサイア》第14曲〜第16曲までのソプラノの美しい声で歌われます。そして、第17曲の合唱は「天上の賛美と地上の賛美の響き」によって素晴らしい雰囲気をあたりに輝かせます。
by francesco1hen
| 2011-12-14 15:55
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人間は、いいものに出合ったり、文化や宗教の深い意味を知ったり、よい事に出合ったりすると、それを共有したり、それを人に伝えて喜びあったりしたくなります。「宜有千萬」(よろしく千萬あるべし)、《 シャローム・平安!》を あなたに。 by francesco1hen カテゴリ
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