2017年 08月 20日
「最後の晩餐」の夜、イエスは愛について徹底的に話しました。それで、この晩餐は「愛の晩餐」ともいわれます。ここでイエスは、弟子たちにふしぎな言葉を語りました。 「わたしが父のうちにおり、あなたたちがわたしのうちにおり、そして、わたしがあなたたちの内にいることを、その日、あなたたちは悟であろう」。 (ヨハネによる福音書 14章20節) その日とは、神の国に入ったときです。これは一体どんなことでしょうか?。この言葉の後、しばらくして、イエスはぶどうの木の話をしました。その話は長いのですが、短くすると、「わたしはぶどうの木であり、あなたたちは枝である。人がわたしの内に留まっており、わたしもその人のうちに留まっているなら、その人は多くの実を結ぶ」ということが骨子です。 そして晩餐が終わってから、イエスは、三人の弟子を連れてゲッセマネの園で、父である神に祈りました。その時の祈りの言葉から「ふしぎな言葉」の意味が少し分ります。 ゲッセマネの園の祈りの言葉(その一部)、「どうか、皆を一つにしてください。父よ、あなたがわたしの内におられ、わたしがあなたの内にいるように、彼らもわたしに内にいるようにしてください。・・・・・ わたしたちが一つであるように、彼らも一つになるためです。わたしが彼らの内におり、あなたがわたしの内におられるのは、彼らが完全に一つになるためです」。 「わたしたちが一つであるように」というのは、父と子と聖霊の「三位一体の神」のことです。愛というものは、二つ以上のものが一つになることです。神が「完全に一つ」であるように、神の国に入った者が、神と「完全に一つ」になることです。「神の国」は、「三位一体の神」そのものです。だから、「神の国に入る」ということは、「神の命に入る」ということです。 北イタリアの「アルベンガ洗礼聖堂」の天井のモザイク〈天空の三位一体の神〉 Xpi の記号はキリストを表わし、鳩は聖霊を。Xpi が三重になっているのは、「三位一体」を表わしています。 * 「ふしぎな言葉」は、人と神が「完全に一つ」になることを言葉で表しているのです。このことは「愛の完成」という言葉でも表わされることがあります。
by francesco1hen
| 2017-08-20 17:43
|
アバウト
人間は、いいものに出合ったり、文化や宗教の深い意味を知ったり、よい事に出合ったりすると、それを共有したり、それを人に伝えて喜びあったりしたくなります。「宜有千萬」(よろしく千萬あるべし)、《 シャローム・平安!》を あなたに。 by francesco1hen カテゴリ
以前の記事
2019年 03月 2019年 01月 2018年 12月 2018年 09月 2018年 08月 2018年 07月 2018年 06月 2018年 05月 2018年 04月 2018年 01月 2017年 12月 2017年 11月 2017年 10月 2017年 09月 2017年 08月 2017年 07月 2017年 04月 2017年 03月 2016年 12月 2016年 10月 2016年 09月 2016年 08月 2016年 06月 2016年 05月 2016年 01月 2015年 10月 2015年 08月 2015年 07月 2015年 06月 2015年 05月 2015年 04月 2015年 03月 2015年 02月 2015年 01月 2014年 12月 2014年 10月 2014年 09月 2014年 08月 2014年 07月 2014年 06月 2014年 05月 2014年 04月 2014年 01月 2013年 12月 2013年 11月 2013年 10月 2013年 08月 2013年 05月 2013年 04月 2013年 03月 2013年 02月 2013年 01月 2012年 12月 2012年 11月 2012年 09月 2012年 08月 2012年 07月 2012年 06月 2012年 05月 2012年 04月 2012年 03月 2012年 02月 2012年 01月 2011年 12月 2011年 11月 2011年 10月 2011年 09月 2011年 08月 2011年 06月 2011年 05月 2011年 04月 メモ帳
最新のトラックバック
ライフログ
検索
タグ
その他のジャンル
ブログパーツ
最新の記事
外部リンク
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
ファン申請 |
||