家田足穂のエキサイト・ブログ

france1pen.exblog.jp
ブログトップ

カテゴリ:未分類( 305 )


2017年 04月 03日

宇治  平等院 鳳凰堂

b0221219_14391692.jpg
                「平等院 鳳凰堂」

10世紀以来、摂政・関白 藤原道長の跡を継いで、子頼通が1052(永承七)年、宇治の別荘を寺としたのが平等院です。

その阿弥陀堂である鳳凰堂は、翌1053(天喜元)年に落成しました。その中堂と二階建ての翼楼とは、鳳凰が翼を広げた姿をかたどったものと言われています。また、極楽浄土の宮殿をモデルにしたとも。

鳳凰堂は、東向きに建てられています。午前中は明るいのですが、午後はこのように逆光になります。(失笑)? (*_*)/

b0221219_15001121.jpg
     「鳳凰堂中堂」

b0221219_15032787.jpg
     鳳凰堂中堂の裏側から屋根の上の鳳凰を見る


b0221219_15021137.jpg
      正面から見た右の翼楼

b0221219_15014931.jpg

裏側から見た翼楼と反り橋


b0221219_15150757.jpg
鳳凰堂中堂の堂内には、平安時代を代表する仏師定朝作の「本尊阿弥陀如来座像」をはじめ、雲中供養菩薩52躯、9通りの来迎「九品来迎」を表わした壁扉画など、平安浄土美術の頂点が集約されています(国風文化)。                    
                                      
b0221219_15285047.jpg
b0221219_15290906.jpg
本尊 阿弥陀如来座像 と その二重天蓋の素晴らしさ! そして頭部                                              
「阿弥陀如来座像」の周囲の壁の「雲中供養菩薩」が、雲中で雲に乗り、さまざまな楽器を奏で舞うすがた。供物を持ったり、合掌したりする様など、伸び伸びと繊細に彫り上げています。                             


b0221219_15350278.jpg
b0221219_15344395.jpg
b0221219_15460430.jpg
       「阿弥陀如来座像」と「雲中供養菩薩」52躯


                            *

b0221219_15511286.jpg
平等院の庭園は、浄土式の借景庭園で鳳凰堂主返の州浜や平橋・反り橋などが整えられています。

b0221219_15562110.jpg


                           *


b0221219_16012230.jpg
b0221219_16011889.jpeg

平等院鳳凰堂のフォト撮影は、午前中がよいと思います。経験から学びました。                
                         (~_^)//。





[PR]

by francesco1hen | 2017-04-03 16:11 | Comments(0)
2017年 04月 02日

京都宇治 黄檗山万福寺

黄檗山万福寺の「総門」(内側から)

b0221219_22434451.jpg

b0221219_22453337.jpg
    「総門」を入ると・・・・・


禅宗の臨済宗は、天台の僧栄西(1141-1215)によって、曹洞宗は、栄西の弟子に学んだ道元(1200-53)によって開かれました(鎌倉仏教)。ともに修行の場は、都会と山中に分れていましたが、宗教的にも文化的にも大きな影響を与えてきました(禅宗文化)。

江戸時代1652年、中国の福建省から渡来した明僧隠元が禅宗の一派である黄檗宗を伝えました。宇治の万福寺は、1661年に開創された寺院で黄檗宗の大本山です。
長崎の崇福寺も、禅寺として中国の様式で造られています。

b0221219_22575402.jpg
    「三門」の豪壮なすがたに驚きます

b0221219_22482598.jpg
      「放生池」から見た「三門」


万福寺の伽藍配置は、中国の明朝様式を取り入れ、百済式と同じように主要建造物が直線上に配置されています。伽藍建築群は、二十三棟、回廊、額、聯などが国の重要文化財に指定されています。

b0221219_23073217.jpg
「天王殿」は、玄関のようなものとされています。立派な「額」が掲げられています。天王殿には、七福神の布袋尊が巨大な体躯で人々を迎えます。
布袋尊は、弥勒菩薩の化身であると言われています。

b0221219_23080937.jpg
b0221219_23084642.jpg
                       *


「大雄宝殿」(だいおうほうでん)は、万福寺の本堂であり、最大の伽藍。日本では唯一最大のチーク材を使った歴史的建造物です。

b0221219_23152163.jpg

b0221219_23160805.jpg
    「大雄宝殿」の正面から「天王殿」の裏側を見る


b0221219_23171491.jpg
   大雄宝殿の「額」万徳尊


b0221219_16393324.jpg
本尊は、「釈迦牟尼佛」。両脇侍は、「迦葉と阿難」の二尊者。
両単には、「十八羅漢像」が並んでいます。


b0221219_16495736.jpg
   「法堂」僧たちの修行の場。  
b0221219_16504355.jpg




b0221219_16494343.jpg
    法堂の「勾欄」(こうらん)と「巡照板」(じゅんしょうばん)

黄檗山の一日は、朝の巡照板によって始まります。夜の巡照板によって終わります。
ここで修行する雲水(修行僧)が精進を誓い、自覚を促すために巡照板を打ち鳴らし
て各寮舎を廻ります。

法堂正面の勾欄は、卍 および、卍崩しの文様になっています。


「巡照板」は、禅堂、西方丈など五箇所に設けられています。
開創以来の三百年余年、朝四時と夜の九時に木槌で三打して朗々と唱え、起床と開枕(消燈)を告げ、順次打ち鳴らします。その時となえるのはつぎの言葉です。


      謹白大衆(きんべだーちょん)謹んで大衆(修行僧)に申しあげる。
      生死事大(せんすすーだ)  生死は、事大にして、
      無常迅速(うーじゃんしんそ)無常は迅速なり。
      各宜醒覚(こーぎしんきょ) 各々、醒覚して、
      慎忽放逸(しんうふぁんい) 無為に、時を過ごさぬように。

仏道修行僧の心を、戒めています。





             「 一 喝 起 風 雲 」      隠元禅師書



                         *


            
     黄檗山万福寺にちなんで 「宜有千萬」(よろしく千萬あるべし)



                   *



禅宗に興味・関心をお持ちの方は、2012年6月14日のブログ

「曹洞宗大泉禅寺 ー 禅について ー 」 を検索してください。




[PR]

by francesco1hen | 2017-04-02 17:16 | Comments(0)
2017年 03月 31日

「美山かやぶきの里」 日本の原風景

b0221219_11234905.jpg
京都府南丹市美山町北に 「茅葺きの里」 があります。

伝統的建造物群保存地区に指定されています。訪れるたびに癒される日本の原風景
「美山かやぶきの里」といわれ親しまれています。全国各地から人々が訪れ、外国人観光客にも人気があるようです。

b0221219_11330357.jpg


  「茅葺きの里」には、保存物としてつぎのようなものがあります。

[ 建築物 六十八棟 ] 茅葺主屋 二十九棟  その他、トタン屋根か藁葺き
                        茅葺き以外の小屋  寺社

[ 工作物 七棟 ]  露地門  塀  宝印塔 

[ 環境物件 四十五件 ]  石垣  寺社境内  地蔵  栃ノ木


この保存地区内の民家の約四割は、江戸時代に建築されたものです。
そして、伝統的な建築様式は、入母屋造です。棟はほぼ東西に揃えられています。
棟飾りの「千木」(ちぎ)や「雪割り」「破風」の意匠にも特徴があります。



b0221219_11500175.jpg
   茅葺き屋根の原材料となる「かや」



b0221219_11524767.jpg
   もっとも新しく葺かれた「茅葺主屋」の佇まいです。


b0221219_11555801.jpg
  茅葺き屋根の正面破風の入母屋造り。  屋根は苔むして貫禄がありますね。


b0221219_12003319.jpg
b0221219_12011872.jpg

茅葺き屋根の上の棟飾りの「雪割り」は、「烏どまり」とも言われています。

棟飾りの七つある「千木」(ちぎ)の別の名は、「馬乗り」ともいわれます。

千木の数は、五つが一般的で、七つある家は、もと庄屋であったそうです。




b0221219_12140533.jpg
   集落の道の一例です。黒い小屋は「鉄砲銃」といって各戸にあり、防火の
   ためのものです。春秋の「一斉放水」は、壮観です。


b0221219_12193095.jpg

b0221219_12200645.jpg
b0221219_12205884.jpg

b0221219_12220911.jpg

b0221219_12223873.jpg
 「美山かやぶきの里」で、いちばん美しい茅葺き屋根の家でした!(^_~)//。


b0221219_12275827.jpg
    石垣の下を流れる水路の端で咲く「ふきのとう」の花。


b0221219_12304467.jpg

    かやぶきの里の前を流れる「美山川」清流で鮎が多いのが有名です。




                          *





[PR]

by francesco1hen | 2017-03-31 12:51 | Comments(0)
2016年 12月 12日

京都衣笠「等持院」と茶室「清蓮亭」

b0221219_22051571.jpg
方丈(Main Hall 本堂)の前庭が広大にひろがっています。この庭から何を想うのでしょうか。


b0221219_22071302.jpg
b0221219_22085533.jpg
端のこの石組みは、存在感があって素晴らしい深い心象を与えています。



                      *




方丈の北庭がまた見事です。その景色は幽邃な趣があります。 遠くに茶室清蓮亭が望見されます。 手前の青く光る池は「心字池」です。

b0221219_22095665.jpg


b0221219_22104090.jpg
b0221219_22112230.jpg
おびただしい石組みの景色は、禅寺ならではの美しさを見せています。禅の美でしょうか。




 
 茶室「清蓮亭」の風雅・簡素な建築

b0221219_22385405.jpg

方丈北背の小高い所に茶室清蓮亭が落ち着いた姿で建っています。村田珠光や相阿弥らと茶道を興じた8代将軍義政の好みと伝えられる清蓮亭は、上段一畳に座して望む芙蓉池苑の眺めが格別です。 ところで、茶室内部に目を凝らしてみましょう。簡素な数寄屋造りです。


b0221219_22402589.jpg

b0221219_22393716.jpg

b0221219_22473096.jpg

b0221219_22410393.jpg

b0221219_22425035.jpg

b0221219_22445647.jpg





                *      *      *





                   [ 等持院の由来 等 ]


暦応四年(1341)足利尊氏が天竜寺の夢窓国師を開山に招き、衣笠山の南麓に創建したのが等持院です。この寺には、尊氏の墓所があり、寺内の霊光殿には、足利歴代の将軍像(木造着色)が両側に並べてあります(5代義量と14代義栄の像を除く)。しかし、徳川家康象が祀られているのは意外でした。等持院には、足利15代、230余年の歴史を語る貴重な文化財が充分に保存されています。


b0221219_22462339.jpg









[PR]

by francesco1hen | 2016-12-12 23:48 | Comments(0)
2016年 12月 11日

妙心寺 退蔵院 

b0221219_17130124.jpg
初冬の12月7日に、国宝や史跡名勝で有名な妙心寺「退蔵院」を訪れました。


[ 飄鮎図 ]

国宝の「飄鮎図」は、方丈(本堂)で見ることができます。これは禅の公案ー小さな瓢箪で大きななまずをいかに捕らえるか、ということを問う絵です。絵の上には、京都五山の高僧31人の賛(解答)が書かれています。とても読めませんが、読んでみたら面白いと思います。


[ 狩野元信の庭 ]

方丈の縁先からは、室町時代の画家 狩野元信の作庭による枯山水庭園を見ることができます

b0221219_17312285.jpg
b0221219_17301703.jpg
史跡名勝 狩野元信の庭は、白砂と石組みで表現された禅庭の観念的な世界を示しています。
枯山水の背景には常緑樹をおもに植えて、一年中変らぬ「不変の美」を求めたものと考えられています。「無常」に対して「不変」を求めたのでしょうか?

b0221219_17322810.jpg
元信の庭を見てから方丈を後にすると、昭和の名庭といわれる「余香苑」に歩を移します。
京都の寺にこんなに大きな庭があるかと思えるような広さです。


[ 余香苑 ]

余香苑の門を入ると大きな枝垂れ桜が、人びとを迎えてくれます。初冬のこの時は、花の無いしだれ枝がわれわれに触れて歓迎してくれました。

両側には、「陰陽の庭」がありました。敷き砂の色が異なる二つの庭は、物事や人の心の二面性を伝えています。陰の庭には8つ、陽の庭には7つの石が配されています。どのような意味があるのでしょうか?

b0221219_17514352.jpg

b0221219_17522748.jpg

b0221219_17535311.jpg

陰陽の庭からすこし進むと、風雅な明るい東屋がありました。


b0221219_18092353.jpg
紅葉がまだ少し残っているようです。

b0221219_18125594.jpg
b0221219_18153594.jpg
昭和の名庭「余香苑」のメイン風景です。


b0221219_18192939.jpg
                     「余情残心」






[PR]

by francesco1hen | 2016-12-11 18:26 | Comments(0)
2016年 10月 23日

[ 秋薔薇 ] 大船フラワーセンター(2)


b0221219_17381029.jpg


b0221219_17385697.jpg

b0221219_17393899.jpg

          「秋のバラも美しいですね!」(^_^) //。。。








[PR]

by francesco1hen | 2016-10-23 17:44 | Comments(0)
2016年 10月 23日

[ 秋薔薇 ] 大船フラワーセンターバラ園(1)

b0221219_17315449.jpg

b0221219_17323824.jpg


b0221219_17311085.jpg




[PR]

by francesco1hen | 2016-10-23 17:34 | Comments(0)
2016年 10月 17日

満勢さんの随筆『雑草』より (3)「花の色」

            「花の色」


 去年の春、表の溝の縁に矢車草の芽ばえを見つけたので、庭の花壇に植えてやったら薄いピンクの可愛い花が沢山さいた。毎年種子をまこうと思っていては忘れる矢車草が思いがけなく咲いて私は大変うれしかった。種子がこぼれて今年はその側に四本芽が出ていたので、並べて植え替えてやったらすくすくと伸びて蕾をつけた。一番始めに咲いたのは濃いピンク。その次が去年と同じ薄いピンク、その次が紫紺、終りに咲いたのは白だった。これで空色があったらと欲ばった考えを出したが、どうして一本の草の種子からこんなに違った色が咲いたのか不思議でならない。もっとも人間の子でも同じ両親から生まれながら色々の性格を持っているのだから、それと同じかも知れない。そして、そこに人間の知恵では計り知れることの出来ないものがあると感じた。

b0221219_22391477.jpeg
b0221219_22392731.jpeg

b0221219_22394621.jpg



                   *




 木村太郎先生は、わたしの高校生のときから親しく接して頂いた心の支えであり、友でした。クリスマスの頃、太郎先生の聖書朗読を聴いてたいへん感銘を受けました。後年わたしが聖書朗読をするようになった時には、そのことを意識して朗読に励んだのでした。また、先生は水墨画や淡彩画に秀でておられたので、画家を志していたわたしは先生に私淑していました。先生の人柄に惹かれていたことをしばしば思い出します。懐かしい忘れがたいお方です。

 可愛いおばあ様の満勢 奥様からは、彼女の心がよく伝わってくる随筆『雑草』をあるとき頂きました。読み応えのある、また微笑みがただよってくる文に惹かれて、
20編のうちから3編を紹介させて頂きました。




[PR]

by francesco1hen | 2016-10-17 11:28 | Comments(0)
2016年 10月 16日

満勢さんの随筆『雑草』より (2) 「お箸のこと」

              「お箸のこと」


 ご飯を食べる箸、もの心ついたときから私は象牙の箸で食べていた。家族皆それぞれ男女大小があったが、家で食べる箸といえば象牙だと思っていた。嫁ぐ時にやはり夫婦用に象牙の箸を持たせてくれて何十年も使っていたが、先が黒ずみ、割れてきたのでお払いばこにした。もう象牙の箸など買えるような生活ではないので、スーパーで木の箸を買って夫も九十で亡くなるまでそれですませていた。あんがい軽くてよいものだ。
 おそば、素麺などを食べる時には杉箸に限る。つまり割箸、角があるから挟みやすいのだ。他所の家で素麺に塗箸が出て困ったことがあった。箸にも棒にもかからぬという事。
 この頃テレビでよく食べ歩くのを放映されるが、美しいタレントが変な箸の持ち方をして、きまって「う、ま、い」とか「おいしい」なんて言っているのを見て、「先ず箸の持ち方をお習いなさい、それから味を云々と言ったら」と思って見ている。テレビは全国の人が見ているのだから注意した方がよいと思う。

                                   
b0221219_22401041.jpeg
b0221219_22402419.jpeg

b0221219_12505634.jpeg



[PR]

by francesco1hen | 2016-10-16 14:58 | Comments(0)
2016年 10月 15日

満勢さんの随筆『雑草』より (1)「おもてなし」

b0221219_21373507.jpg

             老いわれにルージュのみやげ雛の客



木村満勢(ませ)さんは、可愛いおばあ様です。フランス文学者 木村太郎氏の奥さまです。少女時代と娘時代を東京下町の裕福な家庭で過ごされたようです。晩年には三冊の随筆を上梓されました。細やかできめ細かい文体の素晴らしい随筆なので3編ほど紹介したいと思います。日本画もよく描かれました。三味線も。



           「おもてなし」


 人さまが訪ねて下さった時、冬は暖かく、夏は凉しげにと心がけること。何はなくとも冬は熱いお茶を出す。夏は先ず汗をかいていらっしゃるから、熱湯でしぼったおしぼりを出し、冷たいお茶をお出しする。ジュース等は甘くて後口が悪いから嫌な方もあるので。冷やしたお菓子にはやはりお茶のほうがよいと思われる。それを出されたお客のほうは、冷たい物は冷たいうちに頂くのが礼儀だ。せかく熱湯で絞った手拭いも温くなってから手を出し、食べないのかと思ったら冷やしたお菓子も生温かくなってから食べられたのでは折角のこちらの厚意が無になってしまいがっかり。遠慮も程々にした方がよいと思われる。
 おしぼりも冷蔵庫に入れておく方が世話がないが、冷たいので拭いた後はかえって暑く思われるようで、逆に熱いおしぼりの後は涼しく感じると私は思う。この頃は冷房車でみえる方は暑そうでないからそこのところは適当に。


b0221219_22180669.jpg

            満勢さんは日本画もよく描かれました。「青ぶどう」






[PR]

by francesco1hen | 2016-10-15 12:56 | Comments(0)