家田足穂のエキサイト・ブログ

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2011年 12月 25日

Merry Christmas !   クリスマスおめでとうございます!

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ついに教会の5本のリンング・ローソクの一番大きな白のローソクに灯がともされました。
多くの人々が、救い主キリストの降誕をお祝いしています。

紀元前6世紀の預言者イザヤは、救い主キリストの降誕を次のように預言していました。


いかに美しいことか! 山々を行き巡り、良い知らせを伝える者の足は。
彼は平和を告げ、恵みの良い知らせを伝え
救いを告げ あなたの神は王となられた、とシオン(エルサレムの住民)に向かって呼ばわる。

地の果てまで、すべての人が、わたくしたちの神の救いを仰ぐ。



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教会の聖書朗読は、ヨハネによる福音書の第1章の初めの部分が読まれました。

初めに言(ことば)があった。言は神と共にあった。言は神であった。この言は神と共にあった。
・・・言のうちに命があった。命は人間を照らす光であった。
その光は、まことの光で、世に来てすべての人を照らすのである。・・・
言は肉(人間)となって、わたしたちの間に宿られた。わたしたちはその栄光を見た。
それは父の独り子としての栄光であって、恵みと真理に満ちていた。


神の子イエス・キリストが救い主として世に現れ、人々が神への救いの恵みを受けることになった、と伝えているのです。
人々に本当の《平和!》が与えられるというメッセージです。

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クリスマスにあたり皆様のために! 
《神の恵みと平和!》が、そして《希望と喜び!》が与えられますようにお祈りいたします。


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ジョット 《 救い主イエスの誕生 》( パドヴァ・スクロヴェーニ礼拝堂 )
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by francesco1hen | 2011-12-25 16:16 | Comments(0)
2011年 12月 16日

(5)メシアが現れたときの喜びを伝えるゼカリアの預言

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フラ・アンジェコ    エジプトへの避難


ヘロデが死ぬと、主の使いがエジプトにいるヨセフの夢に現れ、「起きて、幼な子とその母を連れて、イスラエルの地に行け。幼な子の命をねらっていた人々は死んだからである」と告げた。ヨセフは起きて、幼な子とその母を連れて、イスラエルに着いた。しかし、・・・・・。ヨセフはそこに行くのを恐れていると、また、夢でお告げを受けたので、ガリラヤ地方に難を避け、ナザレという町に行ってそこに住んだ。

みどりごは成長し、強くなり、知恵に満たされた。神の恵みがその上にあった。

                               (マタイ 2,19-23. ルカ2,40)

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ジョット 《神殿で学者に囲まれた少年イエス》


[ ゼアリアの預言 ]

紀元前250年ころのゼカリアと呼ばれている預言者は、バビロンに捕囚として捕われていたユダの人々が帰国すると彼らを励まして、メシアが現れたときの喜びと平和の知らせを預言していました。


娘シオンよ、(エルサレムの住民を呼ぶことば)大いに踊れ。娘エルサレムよ、歓呼の声をあげよ。
見よ、あなたの王がくる。彼は神の前に正しい主であって諸国の民に平和が告げられる。

                                  (ゼカリア書 9,9-10)


♪♫ このゼカリアの預言の言葉は、ヘンデルの《メサイア》第18曲で、喜びと平和の知らせとしてソプラノのアリアで輝かしく歌われます。第17曲「いと高きところには栄光、神にあれ」のクライマックスのあとの、メシア降誕の喜びと平和の訪れを歌うソプラノの声の響きは、メシア降誕の喜びの余韻をながく響かせ、後のイエスの福音の広がりを予感させます。

予感されるのは、イエスの奇跡、良き羊飼いイエス、そして慰めと包容力に富むイエスの愛と福音の教えです。♫♪


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                        * このシリーズはこれでおわります。   *
                        * ブログ訪問ありがとうございました。*
                        *     では、お元気で。     *
                        *    シャローム・平和を!    *
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by francesco1hen | 2011-12-16 19:13 | Comments(0)
2011年 12月 15日

(4)東方の三人の博士の来訪(つづき)

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フラ・アンジェリコとフィリッポ・リッピ   博士たちの礼拝


実はこの作品は画面中央(聖母子)から右がフラ・アンジェリコ、左がフリッポ・リッピの共同製作によるものです。

ご存知のようにフラ・アンジェリコは、画家であると同時に聖徳豊かな修道士でした。それゆえに、フラ・アンジェコ=天使的修道士と呼ばれ,画家としても愛されていました。

一方のフィリッポ・リッピは、女子修道院から美しい修道女を誘拐し、自分の妻にして、息子までもうけました。それでも聖母マリアの絵を描くと、かぎりなく美しく世間から賞賛されました。

聖人のようなフラ・アンジェコと俗悪なところもあるとされたフィリッポ・リッピの対照的な人物によるこの作品にはちょっとへんな興味も出てきますね。




[幼な子イエスのエジプトへの避難]

博士たちが立ち去ると、主のみ使いがヨセフの夢に現れ、「起きよ。幼な子とその母とを連れて、エジプトに逃げよ。そして、わたしがおまえに知らせるまで、そこに留まれ。ヘロデが幼な子を殺すために捜すであろうから」と告げた。ヨセフは起きて、幼な子とその母を連れてエジプトに逃れ、ヘロデが死ぬまでそこに留まった。           
                             (マタイによる福音書 2,13-15)

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フラ・アンジェリコ  《エジプトへの逃避》


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12月1日 待降節の第1日曜日に、カトリック藤沢教会の玄関の上にクリスマスの飾り付けが行われていました。今日3日には、このように、もっときれいに飾ってありました。(2013.12.3.)
今年(2014)の待降節の第1主日は、11月30日でした。
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by francesco1hen | 2011-12-15 11:36 | Comments(0)
2011年 12月 15日

(4)東方の三人の博士の来訪

[博士たちの礼拝]

マタイによる福音書に、救い主イエスが生まれてから、三人の博士がベツレヘムにきてメシアを礼拝したことが書かれています。

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ジョット  博士たち(マギ)の礼拝


イエスがヘロデ王の時代にユダヤのベツレヘムでお生まれになったとき、東方の博士たちがエルサレムに来て、「お生まれになったユダヤ人の王はどこにおられますか。わたしたちはそのしるしの星が上るのを見て、拝みに来ました」と言った。これを聞いたヘロデはうろたえたが、エルサレムの人々もみな同じであった。・・・・

そこで、ヘロデ王はひそかに博士たちを呼び寄せて、星のあらわれたのはいつだったのかを確かめた。そして博士たちに、「行って、その幼な子を丹念に捜し、見つけたならば、わたしに知らせてくれ。わたしも拝みに行きたいから」と言って、ベツレヘムに送り出した。

王の言葉を聞いて、博士たちは出かけた。すると、どうであろう、彼らがかつて上るのを見たあの星が、先立って進み、幼な子のおられる場所の上まで来て止まった。博士たちはその星を見て、非常に喜んだ。そして家の中に入って見ると、幼な子は母マリアとともにおられた。

博士たちはひれ伏して幼な子を拝んだ。そして宝箱をあけて、黄金、乳香、没薬(もつやく)を贈り物としてささげた。その後、夢に、ヘロデのところへ帰るなとのお告げを受けたので、ほかの道を通って自分たちの国に向かって帰って行った。
                            (マタイ 2,1-3. 9-12)


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フラ・アンジェリコとフィリッポ・リッピ   博士たちの礼拝


東方の三人の博士たちの礼拝は、メシア・イエスがユダヤ人だけの救い主ではなく、広くユダヤ人以外の諸民族、すなわち人類の救い主であることを象徴的に表わしています。
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by francesco1hen | 2011-12-15 11:08 | Comments(0)
2011年 12月 14日

(3)メシア・イエスの降誕の光景は・・・

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フラ・アンジェリコ  受胎告知(マリアへのお告げ) サン・マルコ修道院

ベトレへムの街のはずれの馬小屋で、救い主イエスは生まれました。人々は降誕祭を喜びお祝いをしますが、考えてみればベツレヘムの馬小屋は、汚い悪臭を放っている寒い場所で、とても神の子イエスの出産を喜べるような場所ではありませんでした。メシア・イエスは、そのようなところで生まれたのです。

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ルカによる福音書は、ヨセフは許嫁マリアを伴って戸籍を登録するためにベツレヘムにきていた。マリアは月が満ちて、初めての子を生み、布にくるんで飼い葉桶の中に寝かせた。宿屋には彼らの泊まる場所がなかったからである、と書いています。さらに、イエス降誕の情景を次のように記しています。


[メシア・イエスの降誕と羊飼いたちの訪問]


その地方で羊飼いたちが野宿しながら、夜通し羊の群れの番をしていた。すると、主の天使たちが近づき、主の栄光が周りを照らしたので、彼らは非常に恐れた。

天使は言った。「おそれるな。わたしは、民全体に与えられる大きな喜びを伝える。今日ダビデの町であなたがたのために救い主がお生まれになった。このかたこそ主メシア(キリスト)である」」

すると突然、この天使に天の大軍が加わり、神を賛美して言った。(ルカ 2,8-13)

「いと高きところには栄光,神にあれ、地には平和、御心に適う人にあれ。」と神を賛美した。(ルカ 2,14)

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天使たちが離れて天に去ったとき、羊飼いたちは、「さあ、ベツレヘムへ行こう。主が知らせてくださったその出来事を見ようではないか」と話し合った。そして急いで行って、マリアとヨセフ、また飼い葉桶に寝かせてある乳飲み子を探し当てた。その光景を見て、羊飼いたちは、この幼な子について天使が話してくれたことを人々に知らせた。聞いた者は皆、羊飼いたちの話を不思議に思った。

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しかし、マリアはこれらの出来事をすべて心に納めて、思い巡らしていた。


羊飼いたちは,見聞きしたことがすべて天使の話したとおりでだったので、神をあがめ、賛美しながら帰って行った。         (ルカ 2,15-20)


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エル・グレコ   メシア・イエスの降誕



メシア・イエス降誕の光景は、ヘンデルの《メサイア》第14曲〜第16曲までのソプラノの美しい声で歌われます。そして、第17曲の合唱は「天上の賛美と地上の賛美の響き」によって素晴らしい雰囲気をあたりに輝かせます。
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by francesco1hen | 2011-12-14 15:55 | Comments(0)
2011年 12月 13日

(2)ヨセフの許嫁マリアは聖霊によって ・・・ 受胎告知

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待降節の第一日曜日から教会の暦の1年が始まります。4週間後にはクリスマスを迎えます。
八角形聖堂の藤沢教会の玄関の上は、クリスマスを迎えるためにこのように飾られています。



(2)ヨセフの許嫁マリアは聖霊によって ・・・・・ 受胎告知

イザヤ預言者は次のようにメシア(救い主)の出現を預言しています。

  「ひとりのみどりごがわたしたちのために生まれた。ひとりの男の子がわたしたちに与えられた。権威が彼の肩にあ る。その名は、「驚くべき指導者、力ある神、永遠の父、平和の君(王)」と唱えられる。 (イザヤ書 9,5)

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フラ・アンジェリコ   受胎告知



[ マリアへのお告げ ]  新約聖書では次のように書かれています。

 主の天使が夢に現れて言った。「ダビデのヨセフ、恐れず妻マリアを迎え入れなさい。マリアは聖霊によって宿ったのである。マリアは男の子を産む。その子をイエスと名付けなさい。この子は自分の民を罪から救うからである。このすべてのことが起こったのは、主が預言者を通して言われたことが実現するためであった。
「見よ、おとめが身ごもって男の子を産む。その名をインマヌエルと呼ばれる。」 この名は「神は我々と共におられる」という意味である。ヨセフは眠りから覚めると、主の天使が命じた通り、マリアを迎え入れ、男の子が生まれるまでマリアと関係することはなかった。そして、その子をイエスと名付けた。 (ルカ福音書 1,20-25)

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フラ・アンジェリコ   受胎告知


♫ イザヤ書 9,5 のテキストは、ヘンデルの《メサイア》第12曲の合唱で美しく歌われます。
  ♬  For unto us a Child is born, unto us a Son is given,・・・・・ ♪
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by francesco1hen | 2011-12-13 15:37 | Comments(0)
2011年 12月 12日

(1)待降節とクリスマス

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カトリック教会の暦(典礼暦)では、クリスマスの4週間前の日曜日から待降節(Advent)という時期に入ります。教会ではクリスマスを迎える準備として、5本のローソク・リングが飾られます。小枝で飾られたリングには、紫色のローソクが3本、ピンクが1本、中央に大きな白のローソクが1本あります。待降節に入る第1と第2の日曜日に紫色のローソクが灯され、クリスマスがあと2週間にせまった第3の日曜日には、喜びのしるしとしてピンク色のローソクが灯されます。第4の日曜日には紫、クリスマスの日にはキリストの降誕の象徴として白いローソクに灯を灯し、降誕祭・クリスマスを祝います。(写真では、ピンクのローソクに火がついていますからこの日は第三日曜日です)

クリスマスには、キリストの降誕を祝う「ミサ」と呼ばれる礼拝がおこなわれます。
クリストのミサ、Christmas. X'mas は、そういう意味をもっています。


待降節にちなんで、旧約聖書に収められている詩編もメシア・イエスの救いを次のように歌っています。

  ♪「遠く地の果てまで、すべての者が神の救いを見た」。
  ♫「新しい歌を神に歌え。世界よ、神に見に向かって喜び歌え。
   神の名をたたえて歌い、日ごとに救いを告げ知らせよ。

   天と地は喜びにあふれ、海とそこに満ちるものは叫びをあげる。
   野とそこにあるものは、どよめき、森の木々は声をあげて、神の前で歌う」。♩♪
    (詩編 98/96)


旧約時代から、メシアの出現をしばしば預言していたイザヤ預言者は、次のようなことばを書き記しています。

  「呼びかける声がある。主のために、荒れ野に道を備え、わたしたちの神のために、荒れ地に道を通せ。
   谷はすべて身を起こし、山と丘は身を低くせよ。険しい道は広い谷となれ。
   主の栄光がこうして現れるのを肉なる者(人間)は共に見る。主の口がこう宣言される」。
                     (イザヤ書 40,3-5)



この言葉は、♫ ヘンデルの《メサイア》の第2曲から第4曲で歌われます。♪♬


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ジョットの「イエスの降誕」 (パドヴァのスクロヴェーニ礼拝堂の《キリストの生涯とその約束》から)                              
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by francesco1hen | 2011-12-12 16:31 | Comments(0)