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2012年 08月 14日

8月15日は《 聖母の被昇天祭 》です。

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毎年8月15日には、全世界のカトリック教会で《 聖母の被昇天祭 》が盛大に祝われます。

ミサの典礼の祈りで「アレルヤ、アレルヤ。マリアは天に上げられ、天使の群れは喜こびに輝いています。アレルヤ!」と歌われます。

聖母マリアは,地上の生命を終えた後、天に上げられたと信じられています。そのためいろいろな時代に「聖母マリアの被昇天」を描いた絵画がたくさんあります。今日紹介するのはルネサンス時代のヴェネチアの画家、ヴェッチェリオ・ティツィアーノ(1477/90~1576)の《 聖母被昇天 》です。

ヴェネチアのサンタ・フェラーリ修道院の聖堂に描かれたこの絵によってティツィアーノの画壇における地位は確立したといわれています。ルネサンスの巨匠であったティツィアーノのこの絵には、バロック絵画絵の先駆けとなる要素が含まれていることで有名です。それがこの《 聖母被昇天 》の見所で、とくにこのことでわたくしが好きな作品です。


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フィレンツェのサン・マルコ修道院の修道士の部屋に描かれたフラ・アンジェリコ(1387/88~1455)の《 聖母被昇天 》も独特の味わいがあります。この絵は、修道士たちが聖母マリアのことを黙想するために描かれたものです。

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ついでながら、日本ハリストス教会では「聖母被昇天祭」のことを「生神母就寝祭」と言っています。絵画ではマリアが地上の生を終え、天国でキリストに抱かれている姿に変わっています。

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日本に初めてキリスト教を伝えたのはフランシスコ・ザヴィエルです。彼は1549年8月15日「聖母被昇天祭」の日に鹿児島の坊津に上陸しています。日本が太平洋戦争の終戦を迎えた日も「聖母被昇天祭」の日でした。太平洋戦争の開始の日は12月8日、「無原罪の聖マリア祭」の日でした。
日本の大事な歴史的な日と聖母マリアの祭日と重なっているのは不思議な一致とでも言うことでしょうか?


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                          * * *


                        〜 聖書のことば 〜

    
                 太陽は暗くなり、月は光を放たず、星は天から落ち、
                 天のもろもろの力は揺り動かされるであろう。

                 そのとき、人の子が大いなる力と栄光を帯びて、
                 雲に乗ってくるのを見るであろう。
                 そのとき、人の子は天使たちを遣わして、 
                 選ばれた人々を地のはてから天のはてまで、
                 四方から集めるであろう。

                 これらのことはすべて起こる。
                 天地は過ぎ去る。
                 しかし、わたしのことばは過ぎ去ることがない。

                       (マルコによる福音書 13, 25-27 31)










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by francesco1hen | 2012-08-14 23:24 | Comments(0)