家田足穂のエキサイト・ブログ

france1pen.exblog.jp
ブログトップ

<   2013年 01月 ( 1 )   > この月の画像一覧


2013年 01月 07日

2016年1月3日《 主の公現 》ー 救い主が公に現れた祭日 ー

2016年1月3日、日曜日は、日本の文化ではあまりよく知られていない「主の公現」の祭日でした。カトリック教会では、キリスト降誕を記念する日(クリスマス)のあとの2回目の日曜日が《 キリストの公現 》の祭日として祝われます。主の公現とは、救い主がユダヤ人以外の民族の前に公に現れることを意味しています。

ミサの第1朗読では、イザヤ預言書の60章1−6節が朗読されました。

Ⅰ. エルサレムよ起きよ。光を放て。あなたを照らす光は昇り、主の栄光はあなたの上に輝く。 
2. 見よ、闇は地を覆い、暗黒が国々を包んでいる。しかし、あなたの上には主が輝き出で
 主の栄光があなたの上に現れる。
3. 国々はあなたを照らす光に向かい 王たちは射し出るその輝きに向かって歩む。

4. 目を上げて、見渡すがよい。みな集い、あなたのもとに来る。
  息子たちは遠くから、娘たちは抱かれて、進んでくる。
5. そのとき、あなたは恐れつつも喜びに輝き おののきつつも心は晴れやかになる。
  海からの宝があなたに送られ、国々の富はあなたのもとに集まる。
6. らくだの大群、ミディアンとエファの若いらくだが あなたのもとに押し寄せる。
  シェバの人々は皆、黄金と乳香を携えてくる。こうして主の栄誉が宣べ伝えられる。

イザヤによって預言された「救い主の到来」のこの情景は、新約の時代に成就されたことが、
マタイ福音書の2章1ー12節で記されています。そして、この情景は多くの画家によって「マギの礼拝」とか「三博士の礼拝」の題で描かれています。

b0221219_11404666.jpg
「わたしたちは東方から王を拝みに来た」(マタイ福音書 2,2 )
《 三王礼拝 》オットー3世朗読福音書から  
ミュンヘン バイエルン国立図書館   10世紀末



b0221219_11465039.jpg

ジョット 《 三博士の礼拝 》 パドヴァ スクロヴェーニ礼拝堂壁画 14世紀

b0221219_11471889.jpg

フラ・アンジェリコ 《 東方三博士の礼拝 》(部分)15世紀 ワシントン・ナショナルギャラリー

イザヤ預言書の60章1節と2−3節は、ヘンデルのオラトリオ《メサイア》第一部「栄光の現れ」を伝える第9曲と第10曲「主の栄光と救い主の現れ」で、バスによって輝かしく歌われます。

カトリック教会では、クリスマス《 主の降誕 》が盛大に祝われますが、ギリシアからロシアにかけて存在する東方教会では、クリスマスよりも盛大に《 主の公現 》の祭日が祝われるそうです。

《主の公現》とは、救い主イエスがイスラエルの民のためにのみ生まれたのではなく、人類全体のためにこの世に現れたことを広く公に(普遍的に)示していることを記念する祭日です。このことは、カトリック教会でも東方教会でもかわらない意味をもっています。

ヘンデルの《 メサイア 》は、メシアである「救い主イエス・キリストの生涯」とその「福音の約束」を旧約聖書と新約聖書のことばを歌詞にしながら、音楽的な表現によってゆたかに歌いあげている人類の普遍的な音楽です。11月から年末にかけて、また、3月ごろ各地でさかんに歌われています。


                        ****

                       ー MESSIAH ー


b0221219_15504023.jpg

[PR]

by francesco1hen | 2013-01-07 12:05 | Comments(0)