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2013年 10月 19日

 霜 降 (二十四節気・七十二候)

今日10月23日は、18番目の節気「霜降」(そうこう)です。

霜降とは、朝夕にぐっと冷え込み、霜が降りる頃のことをいいます。はじめは山の方で、十二月に入ると平野にも霜がやってきます。

くぬぎや楢(なら),樫(かし)や柏(かしわ)の実がドングリと総称され、丸いものから、先きのとんがったものまで形はいろいろですが、林のにぎわいとなります。秋のドングリ拾いが子供たちをよろこばせます。

        どんぐりが ぽとぽとり やぶのなか ころころり

                         工藤直子 『どんぐり』より


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紅葉にはまだ早い御射鹿池の風景  10月10日撮影

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紅葉の御射鹿池  10月22日撮影

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霜降の初候   「霜始めて降る」(しもはじめてふる)

霜が初めて降るころ。農作物には大敵です。人は足もとから冷えがこないよに気を付けます。

旬の魚介、旬の野菜、旬の野鳥、旬の草花は、干物が美味しいほっけ、「畑のキャビア」といわれる「とんぶり」、実が特徴の「紫式部」、ギャーギャーと鳴くひよどりです。

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霜降の次候    「時雨時施す」(しぐれときどきほどこす)

時雨が降るようになる頃をいいます。古の都人が歌に詠んだ、さーっと降っては晴れる、通り雨の小気味よさ。この頃は、通り雨に出合うことはありませんね。

候のことば   初時雨(はつしぐれ)

      旅人と我が名よばれん初しぐれ       芭蕉

      又山茶花を宿宿にして           由之



旬の魚介、旬の野菜は、高級魚のきんめととろろ汁にする山芋です。

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霜降の末候    「楓蔦黄なり」(かえでつたきなり)

紅葉や蔦が色づく頃をいいます。草木が黄や紅に染まることを、「もみつ」といったのが語源だそうです。

候のことば   「山粧う」(やまよそおう)

秋の山が紅葉することを、山粧うといいます。また、春の山の爽やかな初々しさは、山笑う。夏の山の青々としてみずみずしい様は、山滴る(したたる)。冬の山の枯れた寂しさは、山眠る。めぐる季節のそれぞれの山の表情を捉えているのは面白いですね。

旬の魚介、旬の野菜、旬の草花は、カワハギ・サツマイモ・紅葉です。

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               *    *    *


                ー 詩編のことば ー 

       神に向かって喜び歌い、救いの岩に声をあげよう。
       感謝に満ちて み前に進み 楽の音に声を合わせて神を讃えよう。

       海は神のもの、神に造られたもの、陸も神のもの、神に形造られたもの。

       身を低くして伏し拝もう、わたしたちを造られた神の前に。
       神は、わたしたちの神。わたしたちは神の民、その牧場の群れ。

       きょう、神の声を聞くなら、神に心を閉ざしてはならない。

                         (詩編 95, 1-2. 5-6. 7-8 )


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          御射鹿池の紅葉をじゅうぶん楽しむことができましたか?

       
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by francesco1hen | 2013-10-19 16:03 | Comments(0)
2013年 10月 03日

 寒 露 (二十四節気・七十二候)

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 奥蓼科の 蓼科湖 です。「止水明鏡」とは、このことなのでしょうか。


今日10月8日は、17番目の節気 「寒露」(かんろ)です。


寒露とは、露が冷たく感じられる頃のことをいいます。空気が澄み、夜空にさえざえと月が明るくなる季節です。

〔余録〕甘露という言葉があります。むかし中国の伝説で、天子が仁政を行った治世に天から降らせたという甘い露。美味しい酒を飲んで、ああ甘露、甘露と味わって歓ぶときに発した言葉。今の世の中で、この言葉をつかう人は至極まれ。


釣瓶落とし

秋が深まり、日が傾いてきたかなと思うと、あっという間に空が茜色に染まり、日が沈んでしまいます。釣瓶落としとは、そんな秋の夕暮れをいう言葉です。つるべとは、井戸から水をくみ上げる滑車を使った桶のことですが、日の沈む早さを、井戸の底へと釣瓶がサーと落ちて行く様子にたとえたものです。



寒露の初候   「鴻雁来る」(がんきたる)
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雁が北から渡ってくるころ。その年始めて訪れる雁を、初雁(はつかり)といいます。ぼつぼつ水鳥の季節になります。

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蓼科湖のスワン・ボート ひょうきんな顔つきですね。おもわず(^~^)/です。


旬の魚介・野菜・草花は、ししゃも、しめじ、ななかまどです。
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蓼科湖から蓼科山を望む

旬の兆し  「雁渡し」

晩秋、雁が海を越えて渡ってくるころ吹く北風が、雁渡しです。また、青北風とも呼ばれます。
灰がかった曇り空と、冷たい北の海のあいだを、渡り鳥が群れをなして飛んでくるすがたには、その懸命さにハッとさせられる時があります。

     草木より人翻(ひるがへ)る雁渡し      岸 田 稚 魚


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奥蓼科の御射鹿湖(みしゃがこ) 東山魁夷が好んで絵にした「山紫水明」の湖です。 

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寒露の次候   「菊花開く」(きっかひらく)

菊の花が咲き始めるころ。菊は初め薬草として、奈良時代に中国から伝わったといわれています。

候のことば    菊枕(きくまくら)
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旧暦九月九日の、重陽の節句の日に摘んだ菊の花びらを、乾かして詰め物にして、枕にします。
菊の香ただよう寝心地に、恋する人が夢に現れるともいわれ、女性から男性に贈られたそうです。


旬の魚介・果物は、はたはた、栗です。 

旬の兆しは、「菊晴れ」 菊の花が咲くころの青空が晴れ渡ることを、菊晴れといいます。


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弘前市の藤田記念館庭園


寒露の末候    「蟋蟀戸に在り」(きりぎりすとにあり)

きりぎりすが、戸口で鳴くころのことをいいます。山野に出かけて虫の声を楽しむことを、「虫聞き」(むしきき)といいます。こんなことは、滅多にないことですね。珍しい言葉です。

候のことば   「こおろぎか、きりぎりすか」

この候の「蟋蟀」は、こおろごか、きりぎりすか? 諸説あり、どちらとも定かではありません。
コオロギの鳴く風情は、早くも万葉集に歌われていたそうです。きりぎりすは別名を、機織り虫と呼ばれていたようです。   秋の夜長を鳴きとおす、ああ面白い虫の声。・・・・・


旬の魚介/果物/野鳥は、鯖(さば)、柿、真鶴(まなづる)です。


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和歌の浦に潮満ち満ち来たれば潟を
なみ  芦辺さして鶴鳴き渡る             
           
            山部赤人



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茶の湯の精神  「和敬静寂」「一期一会」「一座建立」「余情残心」


旬の行事  「鞍馬の火祭り」  

かがり火を焚いた街中を、松明をもって練り歩く京都の由岐神社の例祭が、鞍馬の火祭りです。
道々に鴨川の葦をかがり火としたことから始まったそうです。サイレイや、サイリョというかけ声は、「祭礼や、祭礼」の意味とか。持ち寄られた松明は、最後に鞍馬寺の山門前にひしめき合います。


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                  詩編のことば


            神よ、あなたの 慈しみは天に広がり、
            そのまことは世界に及ぶ。
            あなたの正しさは そびえたつ山、そのさばきは深い海。
            神よ、あなたは人とけものを救われる。

            神よ、あなたの慈しみは はかりしれない。
            あなたの翼のかげに人々は逃れ、
            あなたの家の豊かさに飽かされ、
            喜びの川から水を飲む。
            命の泉は あなたのもとにあり、
            あなたの光のうちに わたしたちは光を見る。

            あなたを知るものに 慈しみを、
            心の正しい人に豊かな恵を注いでください。 

                                (詩編 36)

                   *


         この詩編では、慈しみ深い神への賛美が歌われています。
         神への賛美は非常に美しいたとえを豊富につかているので有名なものです。


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弘前市の藤田記念館庭園にて
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by francesco1hen | 2013-10-03 23:20 | Comments(0)