家田足穂のエキサイト・ブログ

france1pen.exblog.jp
ブログトップ

<   2013年 12月 ( 2 )   > この月の画像一覧


2013年 12月 21日

 冬至 (二十四節気・七十二候)

12月22日は、第二十二番目の節気「冬至」(とうじ)です。

b0221219_11381277.jpg

新林公園(藤沢市)の古民家(小池家屋敷)の外観


冬至とは、一年でもっとも昼が短く、夜が長い頃のことをいいます。
これから日が伸びていくので、
古代には冬至が一年の始まりでした。

陰が極に達し、また陽にかえるので、その日を冬至とよびます。「一陽来復」という言葉もあります。
冬がさって春がめぐりくるとか、新年がやってくることを意味しています。「一陽来福」と書くのは、誤用です。


梅といえば早春に咲く花というのが当たり前ですが、このころに咲くのを冬至梅といいます。
一重咲きの白い花で、繊細な枝ぶりや上品な花の咲きようが愛されています。冬至の頃雪が舞い散ることもあるので雪中梅ともよばれています。


   梅の花降り覆ふ雪を包み持ち 君に見せむと取れば消(け)につつ

                  詠み人知らず



b0221219_11403257.jpg

玄関の間から庭を見る



冬至の初候   「乃東生ず」(なつかれくさしょうず)

 うつぼぐさの芽がでくる頃。年の瀬も押し迫り忙しい時期ですが、たまには休息も必要です。


候のことば  柚子と柚子湯   旬の魚介 まぐろ(くろまぐろ)  旬の草花 千両・万両


 旬の野鳥 こげら  国内で見られるキツツキの中でも最小の雀ほどの鳥がこげらです。
           灰褐色と白の縞模様の羽が目を惹きます。 
           こげらは1秒に20回もくちばしを素早く打ち付け、その音を森に響かせる                   そうです。


b0221219_1144232.jpg

玄関の間から奥の正座敷きを見る


b0221219_14283113.jpg

外から正座敷きを眺める



冬至の次候   「鹿角おつる」(しかつのおつる)

 大鹿の角が抜け落ちて、生え変わる頃のことをいいます。
 トナカイの仲間で、大鹿の角のことを麋 角(びかく)といいます。

b0221219_1433351.jpg

正座敷から庭を見ると


候のことば   「小晦日」(こつごもり) 十二月三十日は小晦日、三十一日は大晦日という呼び        方があります。こごもりとは、月が隠れる、月籠もりのことです。


 旬の野菜  かぼちゃ   冬至には「ん」のつくものを食べると運気が上がるとかいわれ、南瓜と書いて「なんきん」と呼び、「ん」のつくかぼちゃを「冬至南瓜」といって風邪を引かない食べ物としています。

 旬の魚介は、鯉(こい)です。日本人は縄文時代からコイを食べてきました。かつてはタイ以上の御馳走だったそうです?

 旬の野鳥は、おなが  真っ黒い頭と、水色の羽、すらっと伸びた尾がトレードマークです。


b0221219_14451615.jpg

座敷から門を見る

b0221219_1450324.jpg

合理的な引き出し階段



冬至の末候   「雪下麦をい出す」(せつかむぎをいだす)

 降り積もる雪の下で、麦が芽を出す頃。地中有や、冬木立の枝先で植物は芽吹く力を育みます。

候のことば   「正月」

  何となく今年はよい事あるごとし  元日の朝晴れて風なし

                            石川啄木  



b0221219_14524323.jpg

生活実感が感じられます
 
 旬の魚介は、伊勢海老。 野菜は、百合根。 行事は、年越しそばです。


 旬の兆しは、初茜(はつあかね)です。日の出直前の茜空を、初茜といいます。


    初茜してふるさとのやすけさよ     木下夕爾(きのしたゆうじ)



b0221219_1562353.jpg

お勝手のかまどあたり



                *   *   *   


               イザヤの預言書のことば


       荒れ野よ、荒れ地よ、喜び踊れ 砂漠よ、喜び、花を咲かせよ。

       野バラの花を一面に咲かせよ。花を咲かせ、大いに喜んで、声をあげよ。

       砂漠はレバノンの栄光を与えられ、カルメルとシャロンの輝きに飾られる。

       人々は主の栄光とわれらの神の輝きを見る。

       弱った手に力を込め、よろめく膝を強くせよ。心おののく人々に言え。

       「雄々しくあれ、恐れるな。見よあなたたちの神を。

       敵を討ち、悪に報いる神が来られる。神は来て、あなたたちを救われる。」

                             (イザヤ預言書 35, 1~ 4 ) 

待降節第三の主日の第一朗読で朗読された一部分。救い主の到来を預言したイザヤはこのようにメシアを預言していました。イザヤは、イエス・キリストの来臨を最も多く預言していた預言者でした。


                     *

 
            冬至とクリスマス(イエスの降誕祭)

        
 クリスマスはなぜ12月25日ですか? について
    
キリスト教がゲルマン人のあいだに布教される頃、ゲルマン人は冬至のころ太陽の日がだんだん長くなってくることから太陽の偉大さを有難さを信仰していました。そこで,キリスト教の宣教師たちは、イエス・キリストが暗闇に輝く太陽のような存在であるとして、12月25日をキリストの誕生の日と定めて、ゲルマン人にキリスト教を伝導していったという歴史がありました。

ゲルマンの森にあるモミの木をクリスマス・ツリーとして飾るのはその頃からの習慣だと言われています。


b0221219_15582349.jpg


           まもなくクリスマスです。(カトリック藤沢教会正面)
[PR]

by francesco1hen | 2013-12-21 12:09 | Comments(0)
2013年 12月 04日

 大 雪 (二十四節気・七十二候)

b0221219_14594151.jpg

新林公園の門を入ると広がる景色


今日12月7日は、第二十一番目の節気「大雪」(たいせつ)です。

大雪とは、いよいよ本格的に雪が降りだす頃のことをいいます。降雪地方では、雪の重みで木が折れないように雪吊りをします。

雪の結晶は、花のよう。雪の花、銀花と昔の人は言いました。降り積もった一面の雪景色を眺める雪見は、江戸時代の粋人たちに喜ばれたそうです。木や塀のうえに積もった雪を冠雪(かむりゆき)といい、木の枝から雪がすべり落ちるのを、垂雪(しずりゆき)といいます。

  雪の日も小窓をあけてこのひとと  光をゆでる暮らしをします   雪舟(ゆきふね)えま


b0221219_1516297.jpg

新林公園のめずらしい長屋門



 大雪の初候   「閉塞く冬となる」(そらさむくふゆとなる)

  天地の陽気がふさがり、真冬が訪れるころ。重たい灰色の雲におおわれた雲は雪雲とよばれます。

候のことば  ふろふき大根    

旬の魚介はぶり。野鳥は大鷺(だいさぎ)。旬の兆しは雪吊りです。

サギは、ダイサギ、チュウサギ、コサギ と アオサギ、ゴイサギ、クロサギ、アマサギなどがいます。

b0221219_15464582.jpg

池にいるアオサギのすがたです。初冬を感じさせますね。



b0221219_15521246.jpg

ゴシック風のカトリック函館教会



 大雪の次候   「熊穴に蟄る」(くまあなにこもる)

  熊が穴に入って冬ごもりをする頃のことをいいます。

b0221219_15525483.jpg

函館の日本ハリスト正教会(ロシア正教の建築様式を受け継いでいます)


候のことば  正月の事始め  元日を迎える準備を始めます。

旬の魚介は牡蠣(かき)。野菜はねぎ。草花は椿(薮椿)。

     一枝に花ひとつきり冬椿    三橋 鷹女


b0221219_16138100.jpg

函館三教会地区の独特の形をした日本聖公会の教会

このように函館三教会地区には、それぞれの特徴をもった三つの教会があります。


b0221219_169364.jpg

b0221219_16133132.jpg

新林公園のメタセコイアの大樹 水に映るすがたがなんともいえず美しいのです。



 大雪の末候   「鮭群がる」(さけむらがる)

鮭が群れをなして川をさかのぼる頃。海で大きく育ち、ふるさとの川へ帰ってきます。


候のことば   鮭 です。

旬の野菜はニラ、虫はムラサキシジミという蝶、旬の行事は、羽子板市です。


東京の浅草の浅草寺で、十二月十七日から十九日まで、縁起物の羽子板市が立ちます。
江戸の昔は暮れの市だったそうです。


b0221219_1624182.jpg

新林公園の池と水田、その向こうには溜め池があります。この池にアオサギがいました。
初冬らしい風景であると思い、お気に入りの風景です。


              *    *    *

                
                詩 編 の こ と ば


          あなたは人の子のうち たぐいなく美しく、
          気品は あなたの口もとにただよう。
          神は とこしえに あなたを祝福される。
          あなたは 雄々しく剣を帯びて、光と輝きを身にまとう。

          真理と正義を守るために立ち上がり、
          右の手で勝利をおさめ、偉大なわざを表わす。
          あなたの矢は鋭く、諸国の民は あなたに従い、
          王に逆らう者は力を落す。

          神はとこしえに あなたを王座につけられた。
          あなたは正義をもって国を治める。
          正義を愛し悪を憎むあなたを、神は選び、
          他の王にまさって豊かに喜びの油を注がれた。


                   *
   

      この詩編は、救い主メシア・イエスを王として讃えるような詩編です。
      「油を注がれた者」はメシアと呼ばれました。

b0221219_1633941.jpg

新林公園の藤棚の大きな木から現れた野生のリスです。驚いた様子もあり、可愛いですね!
[PR]

by francesco1hen | 2013-12-04 17:00 | Comments(0)