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2016年 05月 19日

慈照寺銀閣と東求堂  ー 世界遺産シリーズ ー

              [ 国宝 慈照寺銀閣 ]


昨年、鹿苑寺金閣に行くために乗ったタクシーの運転手に「金閣寺ですか。あれは外国の観光客にはもてるんですが、日本人には銀閣寺の方がいいですね!」とバカにされたようなことを言われました。
そういえば、わたしは小学校時代から金閣より銀閣の方が好きだと思っていたのです。そこではたして銀閣の方が日本人の感性にあうのか確かめたくなって、今年新緑の銀閣寺を訪れました。

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総門から中門への参道。両側の大刈り込みの生け垣は銀閣寺垣と呼ばれる竹垣。その調和のとれた垣根は、森厳な寺へのエントランスとして有名です。


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観音殿(つまり銀閣)と向月台と銀沙灘(ぎんしゃだん)が、もっとも代表的な銀閣寺の風景です。


室町時代の文化には、3代将軍義満の時代の北山文化と8代将軍義政の時代の東山文化が形成されています。北山文化の中心的存在である金閣の建築様式は、伝統的な寝殿造りと鎌倉時代の武家造りと禅宗寺院の禅宗様を折衷したものです。それは三つの様式がよく調和した美しい建築です。

東山文化を代表する東山山荘銀閣は、禅の精神にもとづく簡素さと伝統文化の幽玄・侘びを精神的基調としています。銀閣(観音殿)下層の心空殿と東求堂同仁斎(どうじんさい)に見られる現存最古の書院造りは、近代の和風住宅の原型となっています。その庭園も禅宗の精神が感じられます。

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向月台は、月待山に昇った月の光がこれに反射して銀閣の部屋にまで届いたといわれていました?
銀沙灘は海の波紋を表現したものといわれていますが、いずれの砂盛りも斬新な形でモダンなもので、人々が驚きながめる砂盛りです。

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銀閣上層の潮音閣は、板壁に花頭窓を作り、桟唐戸を設けた唐様仏殿の様式です。内部は黒漆でぬり込まれているので、それが鏡のように外部からの光を反射しています。ご覧のように・・・! 。

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この美しさが日本人の感性に訴えますねー。
銀閣の屋根の頂点にある青銅の鳳凰は東面して、観音菩薩を祀る銀閣を絶えず守りつづけています。

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               [ 国宝 慈照寺東求堂と同仁斎 ]

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東求堂は、8代将軍義政の持仏堂でした。一層の入母屋造り、檜皮葺きの現存する最古の書院造りです。南面には方二間の仏間が設けられ、北面には六畳と四畳半の二室があります。北面の四畳半は、同仁斎(どうじんさい)とよばれ東山文化を生みだす舞台となりました。
また、それは草庵茶室の源流としての四畳半の間取りの始まりといわれています。

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                   最古の書院造り同仁斎の内部です。

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慈照寺銀閣は、けっこう外国人にも人気があるスポットでした。彼らはなにを感じたのでしょうか?

   そして、わたしこそ、なにを感じたのでしょうか? カメラがそれを語っていますね。


                 *   *   *



          金閣・鹿苑寺については、2015_04_14.のブログ
      「金閣・鹿苑寺 (世界遺産登録 1954 年登録)」に載せてあります。





                     *
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by francesco1hen | 2016-05-19 09:36 | Comments(0)
2016年 05月 18日

法然院山門の新緑を楽しむ 

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銀閣寺から徒歩15分のところに四季をつうじて趣のある法然院があります。その山門の辺の新緑と紅葉が美しく有名なところです。「哲学の道」をたどって行く先に「法然院」があります。


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ご覧のように訪れる人々が多いのです。外国人もかなり多いです。


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山門に立って振り返ると歩いてきた石畳が見えます。そして、境内の方を見下ろすと両側に盛られた白砂に浄められた木を模様にした「白砂壇」(びやくさだん)があります。

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緑美しい境内に下りて上を見あげると「山門」が美しい佇まいを見せてくれます。

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見あげると緑豊かなしかもさまざまな緑のグラデーションを楽しむことができます。
さまざまな緑の織りなす景色は何ともいえない美しさです。

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山門を後にして法然院を辞去しました。
そして、中国の雑誌にも紹介されている「ようじやカフェー」の座敷で正座してアイスクリームを食べ休息しました。座敷の外の庭が、また格別に美しっかったのが印象的でした。

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外に出て少し歩いた所は「哲学の道」でした。Denken Strasse 《 考える道 》と京大の学生が言っていたのかも、また、「西田幾太郎先生の道」とも、「哲学の道」の由来は様々だといわれています。

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             充分に満足した法然院あたりの「緑の道行き」でした。
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by francesco1hen | 2016-05-18 15:41 | Comments(0)