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2011年 06月 22日

「断捨離」の本家 聖フランチェスコと一遍上人(7)

聖フランチェスコは小鳥たちに説教しました!

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小鳥たちに説教する聖フランチェスコ (サン・フランチェスコ大聖堂上堂)

大聖堂の《聖フランチェスコの生涯》の第15番目の作品で最も有名な絵です。この画面は、聖人と木の根もとに集う小鳥たちと、この奇跡の証人として驚きの念を示しつつ傍らに立っている弟子だけで画面が構成されています。それだけに聖人は比類のない荘厳さをもっています。

有名な「小鳥への説教」の話はチェラーノの『聖フランチェスコの第一伝記』第一巻第21章に出てきます。彼がアシジの南方それほど遠くないベヴァーニアの近くにやってくると、そこで鳩やからす、別名小がらすと呼ばれる、その他いろんな種類の鳥が群れをなして集まっているのに出会いました。彼はつぎのように話しました。

「わたしの兄弟である小鳥たちよ。あなたたちの造り主を心から誉め讃えるために、いつも感謝しなければなりません。なぜなら、そのお方は、あなたたちの着るものとして羽毛を、また飛ぶために翼を、そして必要なものをすべてくださったからです。神さまは、あなたたちをその被造物の中でもとくに大事になさっておられます。空の綺麗なところにあなたたちの住居を用意なさり、蒔いたり、刈り入れたりしなくてもよいように、何の心配もなく暮らせるように、あなたたちを守り心配なさっておられるのです」。

小鳥たちはこの言葉を聴くと、その首を長く伸ばしたり翼を広げたり、口を開けたり閉じたりしながら、話し手の方をじっと見つめるなど、それぞれの性格に従って、興味深い仕方で喜びを表していました。その間フランチェスコは、彼らの間を行ったり来たりしていましたが、その衣服が彼らの頭や体に触りました。最後に彼らを祝福するため、十字の印をし、他のところへ飛んで行く許しを与えました。

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シエナ派画家の「小鳥に説教する聖フランチェスコ」(サン・フランチェスコ大聖堂下堂)

大聖堂上堂のジョットの有名な「小鳥への説教」よりシエナ派の画家のこの絵の方がより古い作品です。よく見ていると、この方がより崇高な感じがする、という人もいます。
フランチェスコは聖書を左の手に持ち、右手で小鳥たちに語りかけ、鳥たちがじーっと耳を傾けているさまが美しく描かれています。
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by francesco1hen | 2011-06-22 22:06 | Comments(0)


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