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2011年 06月 24日

「断捨離」の本家 聖フランチェスコと一遍上人(12)

一遍聖の社会活動 「乞食・非人」とともに

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『遊行上人縁起絵』 第三巻一段 「尾張国甚木寺」


大衆に飲食を施す一遍聖 人々を救済するところが描かれています。時衆の社会的活動を具体的に示すものです。背景を省き明快な画面、橙色をおおく用いる色調などは室町絵巻の特徴です。

一方、『一遍聖絵』の絵図の中で必ず描かれている「乞食・非人」の救済は一遍にとって欠かすことができなかったことです。例えば、『聖絵』第二巻の四天王寺の乞食・非人小屋、『聖絵』第五巻の鎌倉入りのとき、随従する乞食・非人が追われる場面、『聖絵』第七巻の関寺門前にたむろする乞食・非人、市屋道場の踊屋の下にうずくまっている乞食などその姿は多く見られます。

別の記録によると、九州遊行に際して、一遍は身体に障害があり非人とされた人々に食事を施し、これらの人々を連れて遊行していました。また、鶴見岳に温泉を開き、足の悪い者やハンセン病患者たちのための治療に当たっていたこともありました。

これらの人々にも、一遍は喜んで念仏を勧めました。乞食、非人、ハンセン病患者など世間から見放されてきた人々を一遍は救ってきたのです。彼らからすれば、一遍は生き仏のような存在であったと思われます。一遍聖として慕われてきたのも、こういうことがあったからです。

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by francesco1hen | 2011-06-24 22:51 | Comments(0)


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