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2011年 06月 25日

「断捨離」の本家 聖フランチェスコと一遍上人(14)

一遍上人の臨終

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『一遍聖絵』第十二巻三段 「一遍の臨終を悲しむ道俗たち」


正応ニ年(1289)八月十日朝、所持の書籍経巻を焼却して、「一代聖教みなつきて、南無阿弥陀仏になりはてぬ」と、釈迦一代の教えは六字名号に尽き果てたと述懐しました。

二十三日朝、時衆たちの看病もむなしく、朝の礼賛の念仏が唱えられる中で、一遍は瞑想するかのように往生しました。「彼の五十一年の法林、すでにつきて一千余人の弟葉むなしくのこれり。恩顔かえらず、在世にことなるは四衆恋慕のなみだ、教誡ながくたえぬ。平生におなじきは六時念仏の音ばかりなり」と『聖絵』は伝えています。

絵図「一遍の臨終を悲しむ道俗たち」は、釈迦涅槃図のように一遍を中心にすぐれた群衆描写によって展開されています。ここに一遍は、一期十六年の遊行の生涯を終えたのです。



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                    熊野権現影向図 (神奈川県・正念寺)

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                  熊野観心十界曼荼羅図 (滋賀県・興善寺)

上は、那智浜に現出した阿弥陀如来、すなわち熊野権現のご神体を拝する奇瑞を描いたものです。
下は、来世を知らない人々に、仏法を勧めるための絵解きとして描かれたものです。
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by francesco1hen | 2011-06-25 14:15 | Comments(0)


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