家田足穂のエキサイト・ブログ

france1pen.exblog.jp
ブログトップ
2011年 10月 05日

漢字の面白さと意味の深さ(4) 福と幸

知人に福子さんという名前の方がいます。そのお姉さんは幸子さんです。おそらく名前を付けた親御さんは、子供たちの幸福を願って名付けたと推測されます。また家族の、さらに周りの人々の幸福を願われたのかもしれません。とにかく幸福であることはだれしも望むことです。


[ 福 ] 福のネ偏をとった旁(つくり)の字は祭器で酒樽。神前に酒樽を供えて祭りの幸を求めることを福といいます。「さいわい、神のたすけ、たすけ」の意味があります。また祭肉、ひもろぎ(肉や米など)を福ともいいます。神への供物を分けるのは、神の福録(幸)が与えられると言われています。用例として、冥福、永福(永遠の生命)、至福など素晴らしい言葉があります。

[ 幸 ] 意外なことに、幸は刑罰の道具、両手にはめる手枷(てかせ)の形です。手枷だけで済むのは僥倖(ぎょうこう=思いがけない幸い)で、「さいわい、しあわせ」の意味があります。「しあわせ」を幸福と書きます。幸福はなくてはならないものです。



「幸福」をねがう挨拶があります。ヘブライ語の《シャローム!》は、イスラエルでは何時でもする挨拶で、「平和・平安を!」がその意味です。そのほか健康、健全、充実、繁栄、充満、完全、至福など幸福の意味すべてを含み、出合う人のためにこれを願う挨拶のことばです。


よく至福の時とか至福の音楽といわれたりしますが、本来の至福は「永遠の命」をえたとき初めて受けることができるものです。


b0221219_165265.jpg

b0221219_166296.jpg

b0221219_1684580.jpg


次回からは、12日後の紅葉の奥蓼科風景・紅葉美しい御射鹿池の写真を紹介します。お楽しみに!



                   *   *   *




     わたしはぶどうの木であり、あなた方は枝である。
     人がわたしの愛に留まっており、わたしもその人のうちに留まっているなら、
     その人は多くの実を結ぶ。

                          ( ヨハネによる福音書 15 , 5 )
[PR]

by francesco1hen | 2011-10-05 16:29 | Comments(0)


<< 漢字の面白さと意味の深さ(5)...      漢字の面白さと意味の深さ(3)... >>