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2011年 10月 08日

漢字の面白さと意味の深さ(7) 愛と望

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かわいい子から立派な大人まで愛という字のつく人はたくさんいます。愛は人間の本質をあらわしている、と言ってもいいでしょう。何かを愛する、何かが好きであるということによって人間は動いています。愛は人間の行動の源泉です。愛がなければ人は生きて行けません。愛には喜びがあります。そして平和と幸福があります。



[ 愛 ] この心を取った字、ふつうの漢字にないのですが「あい」とい字と心を組み合わせた形が、愛という字になりました。後ろを顧みてたたずむ人の形である「あい」の胸のあたりに心を加えた形。「愛」は後ろに心をひかれる人の姿で、その心情を愛といい、「いつくしむ」の意味となります。国語では「かなし」とよみ、後の人に心を残す、心にかかることをいいます。それにより愛情の意味となりました。
用例はみなさんがよくご存知です。ただ、愛は「希望と喜び」を呼び起こすということに注目したいのです。

[ 望 ] 甲骨文字の字形は、つま先で立つ人を横から見た形(壬てい)の上に臣(上方を見ている目の形で大きな瞳)をかく形(臣の下に壬を置いた字)で、つま先立って遠くを見る人の形です。これに亡をくわえて望という字に音を与えました。遠くを望み見ることから、「のぞむ、まちのぞむ、ねがう」の意味に用います。用例には、望見、切望、待望、絶望などがあります。


男でも女でも 望(のぞむ)(のぞみ)の名前が付けられます。親は、この子がきっと希望に満ちあふれた人生を送るようにと希望して名付けたことでしょう。希望には喜びがあります。


愛と望に信という字を加えると、「信仰・希望・愛」というキリスト教が大切にしている言葉になります。信仰とは、神を知り、自分に頼らず、全面的に信じ、信頼することです。「知る」ということは愛のはじまりです。知ることによる親しさは、愛ということです。愛するもの(神)に深く近づくことが信仰であるともいえます。


希望は喜びとなります。喜びのうちに生きながら「神と一つになる」ことを願い、「永遠の命」をひたすら願う。すなわち、喜びのうちに希望し、待ち望む期待の喜びの先きにあるものに向かいます。
愛するもの(神)に向かう喜びが希望です。


愛は、これこそ最も大切なものです。「神は愛です」。そして神の恵みと愛は、すべての人に与えられています。すべての人は、神の愛に招かれています。神によって造られた人間は、神の愛の中にもどるように招かれています。人間の最終目標は、神と一つになる「永遠の命」に入ることです。これによって愛は完成されます。


これが「信仰・希望・愛」です。信仰と希望とによって人は神と直接結びつけられますが、これに勝って人を神と「一つにする」最も大切なものが「愛」です。そして「一つになる」ことも愛なのです。


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       ラテン語で《 Spes et Gaudium 》(希望と喜び!)という美しい言葉があります。




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東京都文京区駒込の「六義園」(りくぎえん)です。

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「六義園」は、5代将軍綱吉が川越藩主の柳沢吉保(後に側用人=大老格)に与えたことにより、柳沢吉保が年月をかけて造園した大名庭園です。日本の名勝に数えられています。

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庭園には、万葉集と古今和歌集で詠まれたの八十八景(現在は41景)が、庭園の随所にちりばめられ見事な景観を見せています。

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庭園中央の池には、たくさんの キンクロハジロ が泳いでいます。

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これはメスです。オスは腹のところが白いのが特徴です。
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あちらこちらに、ツツジがよく咲いています。水面にツツジの色が反映しているのが美しい。

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州浜の美しさも見所の一つです。日本の庭園はその美しさで世界的に有名です。



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   鳥取県安来の「足立美術館の庭園」は、世界的に超有名な庭園です。



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        あなた方がわたしの掟を守るなら、わたしの愛に留まることになる。
        わたしが父の掟を守って、その愛に留まっているのと同じである。
        わたしがこれらのことをあなた方に話したのは、
        わたしの喜びがあなた方のうちにあり、あなた方の喜びが満ち溢れるためである。




                            (ヨハネによる福音書 15 , 10-11)







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by francesco1hen | 2011-10-08 17:37 | Comments(0)


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