2018年 04月 07日
東身延と呼ばれている本覚寺は、遠い身延山参詣が困難な人々のために、身延山から日蓮上人の遺骨を分骨してこの寺に移したことで、東身延と言われるようになったそうです。 この本覚寺も鎌倉の桜の名所となっています。 それにしても立派な本堂の姿です。 * 日蓮上人鎌倉開山の妙本寺 日蓮(1222-82)は、題目の「南妙法蓮華経」を唱えると、「草木国土悉皆成仏」すると言いました。題目を唱えると、草木や国土、すなわち、すべてのものが仏になることができる、と教え関東の武士層や商工業者の間に広まっていきました。 妙本寺も桜の名所として有名です。 妙本寺の本堂は、さらに立派さを感じさせる寺院建築でした。 日蓮上人鎌倉開山による寺院の荘厳さがあります。 本堂左手に ハナカイドウ がありました。 土地の老カメラマンは、「カイドウ」と言っていました。海堂この堂ではなく、土 のところが 木 という字です。MacBook では、この字が出て来ないのです。 この日の数日後には、満開になったと思います。 (撮影 '18.3.26.) 妙本寺にも美しい 枝垂れ桜 がありました。 *** 鎌倉時代中期、浄土教の流れのなからでた捨聖一遍(1239-89)は、南無阿弥陀仏の念仏札を配り歩きながら、全国を遊行しました。その間、踊り念仏を行ない人々に阿弥陀仏の救いの喜びをもたらしました。一遍のつぎの言葉から日蓮の「草木国土悉皆成仏」に近い思想がうかがえます。 「生きとし生けるもの、山河草木、ふく風たつ浪の音までも、念仏ならずといふことなし。人ばかり超世の願いに与るにあらず」 このように書き記した一遍にとって、森羅万象までも念仏を唱えて成仏するのであったのです。人だけが世を超える阿弥陀仏の救いに与るだけではない、すべてのものが仏の救いに与るのである、と考えていたのでした。 *
by francesco1hen
| 2018-04-07 22:00
|
アバウト
人間は、いいものに出合ったり、文化や宗教の深い意味を知ったり、よい事に出合ったりすると、それを共有したり、それを人に伝えて喜びあったりしたくなります。「宜有千萬」(よろしく千萬あるべし)、《 シャローム・平安!》を あなたに。 by francesco1hen カテゴリ
以前の記事
2019年 03月 2019年 01月 2018年 12月 2018年 09月 2018年 08月 2018年 07月 2018年 06月 2018年 05月 2018年 04月 2018年 01月 2017年 12月 2017年 11月 2017年 10月 2017年 09月 2017年 08月 2017年 07月 2017年 04月 2017年 03月 2016年 12月 2016年 10月 2016年 09月 2016年 08月 2016年 06月 2016年 05月 2016年 01月 2015年 10月 2015年 08月 2015年 07月 2015年 06月 2015年 05月 2015年 04月 2015年 03月 2015年 02月 2015年 01月 2014年 12月 2014年 10月 2014年 09月 2014年 08月 2014年 07月 2014年 06月 2014年 05月 2014年 04月 2014年 01月 2013年 12月 2013年 11月 2013年 10月 2013年 08月 2013年 05月 2013年 04月 2013年 03月 2013年 02月 2013年 01月 2012年 12月 2012年 11月 2012年 09月 2012年 08月 2012年 07月 2012年 06月 2012年 05月 2012年 04月 2012年 03月 2012年 02月 2012年 01月 2011年 12月 2011年 11月 2011年 10月 2011年 09月 2011年 08月 2011年 06月 2011年 05月 2011年 04月 メモ帳
最新のトラックバック
ライフログ
検索
タグ
その他のジャンル
ブログパーツ
最新の記事
外部リンク
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
ファン申請 |
||